拝啓 井門義博です

拝啓 井門義博です

JAM会員勉強会“中国蒸機撮影30年史”

13年04月11日 20:44:00 | 海外蒸機
JAM(日本鉄道模型の会)はNPO法人です。

現在その活動の90%以上(もしかすると99%?)は夏の『国際鉄道模型コンベンション』の実施の為に割かれているかもしれません。

鉄道模型趣味、鉄道趣味の社会に於ける認知や地位向上を願う気持から言えばNPO法人という面倒な手続きの上に成り立っている団体“JAM”によって運営されているのは良いことだと思います。

現在年会費は¥1,000です。

会員数はは300人余です。

年会費の収入は30万円余で、NPO法人日本鉄道模型の会は夏のコンベンションでの収入によって維持されているのが現状です。

夏のコンベンションは、アマチュアの出展は増加増加で昨年西4ホールから東4ホールへ移りましたが、出展料でコンベンションを支える模型メーカーは頑張ってはいるモノの‘微減’といったところです。

JAM理事の間で議論が闘わされ、打開策として「コンベンションの収入からNPO法人“JAM”の運営費を捻出するのではなく、出来る限りJAM本体はJAM会員が支える姿を実現するべきである」という事になりました。

会費を計画的段階的に年額¥3,000、¥5,000と上げて行こう。

そして同時にJAM会員には会員特典を提供していこう。 と言うことになりました。

コンベンションだけではないJAMの体制を確立したいということです。

(と言ってももちろんJAMと言えば国際鉄道模型コンベンションですからそこでのメリットも用意しなくてはならないでしょう)

そんな訳でJAM会員勉強会(参加者から参加費は頂いていますが実態は理事による会員サービス?)が時折開かれて居る昨今なのです。
先週日曜日(理事ではないのですが)私が講演を開かせて頂きました。


~さようなら中国~蒸機撮影30年物語

実はJAM総会後にやるはずだった講演は中止になったので場所をPANDAレストランに変えて昼食会を兼ねて開かれました。

http://jam.gr.jp/


スライド映写前に前口上を述べる私であります。

写真はJAM会員で、実は一緒に何度も中国に同行している鈴木さんに撮って頂いて送って貰ったモノです。 ありがとうございます!


なにせ「30年物語」とでかく出たのも「ご愛敬」として頂ければ・・・・1時間半程度で紹介しきれない内容かもしれません。
                    (一応頑張ったつもりですぅ)

おまけに、余り誰も聞きに来なかったら恥ずかしいので受けを狙って~さようなら中国~としてしまったのです。

(今年は尖閣でお休みですが鳥インフルの追打ちで本当に~さようなら~になるかもしれませんね)


『中国鉄道の旅』美の美

初期の重要な情報源。

私自身は最も苦労が多かった極初期の中国は経験していませんので友人に情報を頂いてそれらを紹介させて頂きました。

「中国官憲の話」
「虐げられた人民と同列に虐げられる話」
「コントロールし難いガイドと運転手」・・・・

触れたことのない人には新鮮な話がいろいろ出来たかなとは思いました。

中国でのエピソード、実態は余りにも面白く、此処で文字でさらりと紹介するには勿体ないので映写に使った資料で私の最初の旅行をちょっとだけお見せ致します。


私の最初の旅行は1993年2月、寧夏回族自治区中衛へ5泊6日でした。


拡大できます。


各人20万円を預けなさいと書いてあります。

この頃から何年かの間は北京での通関に1時間程度は余分に掛かっていました。

なぜ問題なのか?
なぜ通過が許されたのか?  ・・・も判らずと言う感じです。 (いつもそうです)


最初の宿泊は蘭州、夕食は回族の屋台です。 我々のガイドが回(ほい)族だったからでしょう。 普通の中華は駄目なんです。 でも美味しかったです。

(アルバムの一部=A4サイズ部分をスキャンしたモノです)


我々は干塘(かんとう)で降りたのですが、切符が中衛なのに何故降りた?と警察官が二人飛んできて一騒動が有ったのです。


特快(日本で言えば「特急」)以下全列車が蒸機という夢の世界でした。 信号所に入れて貰って列車状況を聞き出すのは中国での蒸機撮影の定番です。 信号所員も間違いなく「回族」ですね。

回族、寧夏自治区はチンギス・ハーンに滅ぼされた「西夏」です。 回教徒なので回族と呼ばれ東北地方(満州)にも大勢住み着いています。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A5%BF%E5%A4%8F


道路は時速20km/hがやっとです。 こうして砂に埋まったら押さなければなりません。

悪路なので20km/h以上出すと天井にアタマをぶつけてケガをします。 安全のために車内では常に帽子着用です。


中衛はこんな砂漠地帯です。 旅客列車(3本/日)は特快含め全て前進形単機、貨物列車は全て前進重連、4重連回送もあります。 


英国人テッド・タルボットに遭遇しました。 蒸機命で、1985年頃から20年間中国蒸機撮影が目的で日本の千葉県(成田に近い?)に住み、英語教師で収入を得ていました。

彼は曇天ではシャッターを押しません。 理由を問えばたった一言  「ゴミ!」

曇ったときに撮った写真は結果的に使えないからシャッターも切らないのです。


「9時から5時」という発想の運転手に対して「撮影地‘滞在’は夜明けから黄昏まで」という我々の最初の衝突があったのが此処中衛でした。

チップで乗り切ったのですが、その影響力の大きさにも驚く事になりました。

こうして無難な中国での出だしを切った我々は翌年から年1回、東北地方に乗り込むことになっていきます。 
それに引きかえ、死屍累々たる先人達の苦難の歴史に合掌!







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