拝啓 井門義博です

拝啓 井門義博です

9600キット組立㉑ハンドレール

17年11月03日 02:11:00 | 鉄道模型
死ぬほど忙しい中、天気が悪いので塗装で苦戦中の小田急1700。

なかなか報告が上げられないのでまたキューロクです。

そして1週間に2回ペースでの出張が続きます。


ハンドレール代わりに煙室に付いている手摺(ホッチキスの弾状の手摺)を付けるための穴開けケガキの為にマスキングテープを貼ってみます。

(ホッチキスの弾;口径=25㎜じゃなく事務用品です)

69620の場合、ハンドレールより微妙に低い位置に長いホチキスが植わっています。

http://eyeyan.blog71.fc2.com/blog-entry-1144.html


長いホチキス弾を作って結局燐青銅製を採用しました。

そもそも、キューロクはこんな設計の機関車でした。

助士席側のハンドレールの中には過熱ダンパー操作用のロッドが仕込まれていました。

そのロッドは運転室内でハンドルを回して煙室側面の過熱ダンパーを操作する為のものです。

過熱ダンパー操作用ロッド組み込みハンドレールは運転室前面を貫通して運転室内に届いていました。

機関士側ハンドレールは、一般的な目的=整備時等に人員が掴む、だけなので普通の位置にハンドレールノブが有って、キャブ直前のボイラーケーシングから煙室前端まで真直ぐに繋がっています。

助士側ハンドレールは

① そもそも運転室内に支えが有るため運転室直前にはハンドレールノブは無い。

② ハンドレール延長の煙室側面には「過熱ダンパー」の機械が付けられていたのでその分だけ短い。

ということから、ハンドレールノブの位置は左右不揃いでした。

そして

過熱ダンパーが有る部分は過熱ダンパーの下側に長いホチキス形手摺が付けられていました。



1922年中頃、過熱ダンパーが廃止されてしまいます。

それ以降、過熱ダンパー装備機の過熱ダンパー撤去も行われます。

2つの外観変化が起こりました。

(1)助士席側ハンドレール及びノブ位置が機関士側と同じ(線対称)に設計変更。

(過渡期形として「無い」過熱ダンパーの位置にホチキスを植えたかもしれません)

(2)設計変更前の機関車ではハンドレールノブの位置をそのままに機関士側同様の煙室最前部まで延長したものが多い。



(1)&(2)以外の機関車はハンドレールノブ長さが左右不揃いで助士席側煙室側面にホチキス形手摺を持ちます。

これ↓がその例です。

http://c5557.photoland-aris.com/59684hozon.htm

ホチキス持ち機関車最後が59688辺りです。



えっ?

じゃあ69620は?

過渡期形? でも59689辺りから後はハンドレールノブの位置も左右線対称の設計変更形ばかりです。

ここで更に驚きの発見!!

金田茂裕さんの「国鉄の蒸気機関車」

https://www.amazon.co.jp/%E5%BD%A2%E5%BC%8F%E5%88%A5%E5%9B%BD%E9%89%84%E3%81%AE%E8%92%B8%E6%B0%97%E6%A9%9F%E9%96%A2%E8%BB%8A-4-%E9%87%91%E7%94%B0-%E8%8C%82%E8%A3%95/dp/4871126145

ここに69620の古の時代の姿が載っています。

助士席側のハンドレールは(1)です。

この辺りの番号の9600形は、川崎製造で製造番号も「続き」番号です。

69620も近い番号の兄弟たちと同じ「設計変更後の姿」だったのです。

末期の69620は「過渡期形?」という姿です。

金田さん写真集の69620と末期の69620は同一人物に見えます。

なぜなら、珍しいボルトの並び(反射板取り付け用?)が両者の煙室に見えているからです。


ハンドレールノブを付けます。

仮のハンドレールを通してマスキングテープで押さえて、


ボイラー内側から半田付けします。


ハンドレールは曲げたら使えないので抜いておきます。


問題の助士側ハンドレールを取り付けました。

つづく






バックナンバー


2026年03月   2026年02月   2026年01月   2025年12月   2025年11月   2025年10月   2025年09月   2025年08月   2025年07月   2025年06月   2025年05月   2025年04月   2025年03月   2025年02月   2025年01月   2024年12月   2024年11月   2024年10月   2024年09月   2024年08月   2024年07月   2024年06月   2024年05月   2024年04月   2024年03月   2024年02月   2024年01月   2023年12月   2023年11月   2023年10月   2023年09月   2023年08月   2023年07月   2023年06月   2023年05月   2023年04月   2023年03月   2023年02月   2023年01月   2022年12月   2022年11月   2022年10月   2022年09月   2022年08月   2022年07月   2022年06月   2022年05月   2022年04月   2022年03月   2022年02月   2022年01月   2021年12月   2021年11月   2021年10月   2021年09月   2021年08月   2021年07月   2021年06月   2021年05月   2021年04月   2021年03月   2021年02月   2021年01月   2020年12月   2020年11月   2020年10月   2020年09月   2020年08月   2020年07月   2020年06月   2020年05月   2020年04月   2020年03月   2020年02月   2020年01月   2019年12月   2019年11月   2019年10月   2019年09月   2019年08月   2019年07月   2019年06月   2019年05月   2019年04月   2019年03月   2019年02月   2019年01月   2018年12月   2018年11月   2018年10月   2018年09月   2018年08月   2018年07月   2018年06月   2018年05月   2018年04月   2018年03月   2018年02月   2018年01月   2017年12月   2017年11月   2017年10月   2017年09月   2017年08月   2017年07月   2017年06月   2017年05月   2017年04月   2017年03月   2017年02月   2017年01月   2016年12月   2016年11月   2016年10月   2016年09月   2016年08月   2016年07月   2016年06月   2016年05月   2016年04月   2016年03月   2016年02月   2016年01月   2015年12月   2015年11月   2015年10月   2015年09月   2015年08月   2015年07月   2015年06月   2015年05月   2015年04月   2015年03月   2015年02月   2015年01月   2014年12月   2014年11月   2014年10月   2014年09月   2014年08月   2014年07月   2014年06月   2014年05月   2014年04月   2014年03月   2014年02月   2014年01月   2013年12月   2013年11月   2013年10月   2013年09月   2013年08月   2013年07月   2013年06月   2013年05月   2013年04月   2013年03月   2013年02月   2013年01月   2012年12月   2012年11月   2012年10月   2012年09月   2012年08月   2012年07月   2012年06月   2012年05月   2012年04月   2012年03月   2012年02月   2012年01月   2011年12月   2011年11月   2011年10月   2011年09月   2011年08月   2011年07月   2011年06月   2011年05月   2011年04月   2011年03月   2011年02月   2011年01月   2010年12月   2010年11月   2010年10月   2010年09月   2010年08月   2010年07月   2010年06月   2010年05月   2010年04月   2010年03月   2010年02月   2010年01月   2009年12月   2009年11月   2009年10月   2009年09月   2009年08月   
管理者メニュー
▲このページのトップへ