拝啓 井門義博です
拝啓 井門義博です
EF15仕上げ2両
12年01月14日 23:59:00 | 鉄道模型FAB/ヴェスターヴィーゼの製品の中でもEF15のシリーズは名作です。
その当時車体製造を担当していたワールド工芸からその車体を使って完成品が発売されました。
また、そのワールド工芸製品のパーツを使ってアートプロから特製完成品が発売されました。
箱を見るとラベルのブランドは“さくら模型”となっています。
特製完成品は‘PCP’で仕上げられています。
そのうちの一台、EF1584を入手致しましたので、林工房組立によるFAB/ヴェスターヴィーゼのEF15の1台と同時に「軽い汚し」を掛けてみます。

EF1584は中期型で、EF15の製造が安定した時代の機関車です。
EF154は初期型で、途中でEF16に改造され板谷峠に投入された機関車です。
EF15
EF16
板谷峠がEF64に置き換えられたときEF15(番号も元番号に)に戻されました。
EF154は初期型です。 車体の断面高サが低いと言う特徴があります。

新鶴見配置のEF154は大宮工場受持ちですのでこの様に屋根は黒く塗られています。
EF1584(PCP仕上げ)のパンタグラフは単なる‘銀色(即ちアルミ色)’ではなく‘黒い銀色’に塗られています。
EF154の様にズバリ銀色に塗られていると綺麗過ぎる屋根の上で思い切り「浮き」ます。
→普通の模型という事です。

動力装置が一新されたEF1584(写真下側)は下から見た眺めが全く違います。

設計がオリジナルのヴェスターヴィーゼEF154から分解し始めます。

先台車の構成とそのスペーサー;スペーサーのうち片方は黒染め済みです。 (当然後で全部黒染めします)

車体を開けると巨大なDCCサウンドデコーダー(称してDCCエクストリーム)が見えます。
→ 屋根裏に両面テープで留めてあります。
縦置きモーターの後部を避ける穴が開けてあります。
スピーカーを取り巻く形でウェイトが搭載されています。

EF1584(さくら模型)はまずエアタンクが別付に変更されています。

開けてみると全く構成が違うのでびっくりします。 両軸モーター横置きです。

並べてみるとこんな感じです。
新型ギヤボックスは音も小さく具合が良いです。

屋根上を汚すためにマスキングをします。
マスキングをしつつぼかさなくてはならないのでこんなやり方です。
EF1584はヘッドライトが点灯しますので下回りごとマスキングします。

「汚し」は「軽く」なので隙間には入りません。
そこで銀色パンタのEF154(左側)に関しては塗料が届き難いフレームなどに薄めたエナメルの「汚し色」を筆塗りしてあります。

汚し吹きに出発です。

終了しました。

マスキングを外していきます。
マスキングテープ節約もありますがインレタを痛めないように紙を使っています。

パンタも自然な感じに汚れました。

先台車の取り付け方法も違います。
手前EF154はスペーサーを使ってスプリング無し。
奥のEF1584は位置決めをスプリングでする形です。

天賞堂ブラスベーシックと同じ様に台枠が透けない構造です。 ダミーモーターの表現の部分に錆色、機械室内装に黒の汚しをこすり付けました。
ウェザーシステムではなく30年以上前から我が家に有るエコーのウェザリングブラック、ベンガラを使いました。

EF154のパンタグラフ碍子の頭が白いままです。
動輪色に塗ろうと思い、塗料を塗料皿に浅く張って上から漬けて一定の厚みに塗ろうと思いましたが、粘度が高いせいか碍子上面にまで塗料が回ってしまい失敗です。

結局筆で一個づつ塗ることになりました。

先台車取り付け前。

スペーサーを付けた状態「上から見た図と下から見た図」です。

先台車取り付けは随分ガタがあります。

パンタを取り付けてみると碍子の足まで白いのが見えてしまいます。

一旦分解して足を塗ります。

組み上げてみると汚しを掛けてあるのにホイッスルがやけに綺麗です。

エナメル黒+レッドブラックの「汚れ色」を薄く溶いて「スミイレ」します。
いつも使うエナメル「レッドブラック」は名前とは反対に‘赤くない’‘黄色い’茶色です。

こんな感じ、碍子にも少しスミイレしました。 (薄めた汚し色が余ったからです)

EF154とEF1584の屋根上の雰囲気の比較です。
EF154 [新鶴見]






EF1584 [高崎第二]






ワールド工芸製EF15の塗装がかつて天賞堂製品に見られたぶどう色1号と2号の中間のような半端な色という感じがするのに対しPCP仕上げは良い仕上がりです。
2両を並べてみます。


この角度でも両者の車体断面の違い、それによる雰囲気の違いがはっきり判ります。

車体断面の小さなEF154と余裕があり、それゆえに近代的な感じがあるEF1584。


EF154はキットからですからこのような大きな箱に入っています。
しかも、経年変化で模型にダメージを与える可能性があるウレタンの中に入っています。

エリエイ扱いの「グーゴーン」を沁みさせると綺麗にラベルを剥がすことができます。

なんと裏から見るとEF16です。 その点全く本物を表しています。

同様の車両EF13を出してきて比較してみます。
EF13;

EF58の箱型車体を貰い受けたEF13は同じ車体ですが、このモデルはやや後期の車体断面「高」ですのでやはり違う雰囲気です。
やはり17m級電機は17m級用の箱に入れることにします。

箱の最下層にエアキャップを置いて、エアキャップとレーヨン紙に包んでプラ台紙(←簡易リレーラー)に乗せた車両を収納します。

オリジナルのラベルを内箱側面に貼り、DCCエクストリームの表記も張ります。

EF1584についてはやはりオリジナルのラベルを側面に貼ります。
この手の旧型電気機関車は蒸機と並び「ファインスケールが生きる」車両ですね。
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