拝啓 井門義博です

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S3/6の模型から

09年09月15日 19:49:00 | 鉄道模型

BEMのS3/6 3673

増田泉さんの言うところの分類(4)に属するフランスに持って行かれたナンバーに近い一群です。

↓これが(1)初期型である3608の模型です。 意外に(4)に近い。



↓これが一時的に2m動輪となり、キャブが普通形になった(3)に属する3632の模型です。 一時は違う姿にモデルチェンジして戻った感じです。



これらは現在でも精力的に新製品を発売し続けて居るマイクロメタキットの製品です。
3632号機の車輪が黒いのは私が塗装したからです。



模型の蒸汽機関車を実感的に仕上げようとする時、最もハードルが高い問題点の一つは動輪のタイヤ側面の塗装です。


実物は「○○国鉄工場××周年記念特別整備」や「お召し」以外は必ず動輪の側面は輪芯と同じ色に塗装します。
(ポーランドや中国、アメリカの一部の鉄道は輪芯と違ってタイヤだけを「白」に塗装します)

タイヤの「焼きばめ」で輪芯とタイヤを接合させた後、踏面を除いて塗装します。
(塗装していなければ錆びてしまいますから当然です・・・ですから現役状態でタイヤ無塗装は存在しません)

踏面も適当に薄く塗装しているんじゃないかと思っていましたが、DD51の工場内での資料写真を見ると(通電と関係ない)DLでも踏面は綺麗に無塗装でした。


模型のタイヤ側面は頑丈な塗装が要求されます。
脱線やリレーラーを使わない「線路載せ」の時に剥げてしまいます。
できれば避けたいと言うのが本音です。
SL以外は基本的に「黒ニッケルメッキ」で勘弁して貰う考えです。

しかし、蒸機はそうはいきません。 無塗装鉄肌丸出しのロッド、バルブギヤは黒ニッケルメッキが妥当ですが、「塗装」すなわち「ボイラー」と同色である車輪タイヤ側面が無塗装のロッドと同じであったり同色の筈の輪芯やボイラーと全然違うのでは模型として残念過ぎます。

「蒸機のタイヤ側面が無塗装=拙い」
以前は、
「全部むき出しの車輪できっちり全部見えてしまうから」
というのが最大の理由だと思っていましたが、
「無塗装のロッドとの対比が重要なのだ」
と、思う今日この頃です。

DE10を模型化する段になった時どうするかを真剣に考えなくてはいけません。



既にタイヤ剥きだしの完成品蒸機をどうするのか?

    →答;塗るだけです


筆でプライマーを塗って、黒の色を作って筆で塗るだけです。

黒の色を作る・・・・最適な艶に調整する事です(済みません当前過ぎる話で)
 そして全てリターダシンナーで薄めます。 筆塗りに乾燥の早いのは駄目です。


IMON HPからC5552の写真

そうなんです。

「困ったもんだ」の一つはIMONのC55です。
タイヤまで含めた動輪の塗装を指示したところ、タイヤ部分にプライマーを塗れないと言う事になり仕方が無くタイヤ塗装を諦めたのです。
と言う事はプライマー無しでタイヤ塗装したモデルも存在するかもしれません。


これはC5541ですが、マッハのプライマーを筆で塗った状態です。
動輪は断然目に付くところです!通電して回転させながら塗ると綺麗に塗れます。
大して難しくないのですが、プライマーの濃さを筆塗りに最適にする事は必要です。


塗り上がったC5541です。
動輪が大きく見えるようになります。


同じく塗り上がったC5515です。
少しウェザリングも加わっています。


既に黒塗装してあってもこのように黒ではない黒に塗り重ねる事もあります。
ウェザリングとの馴染みを考えてやってみました。

ロッドもそうですが、実機は油まみれです。
ウェスで一所懸命に磨くと金属地肌はだんだん白くなってきますが、決して白くはなりません。 鉄ですから鉄の包丁の色に近づいていきます。 ステンレスと鉄それぞれの包丁の色の違いを思い出してください、鉄は結構黒いです。「くろがね」ですから。

そして実機を磨いてみると判りますが黒を脱するためには大変な磨きが必要です。 煤の汚れは極めて頑固なのです。

動輪も実機は(日本ガマでも)黒という感じではありません。
蒸機下回りは油まみれですので飴色が絡んできます。
磨いた時にウェスに付いている油と跳ね上げた錆で必ず赤みを帯びています。


C5553です。
あれだけ茶色っぽい色に塗った動輪なのに黒に感じる見本です。
また、黒ニッケルメッキが決して黒すぎない事を表わす見本とも言えます。



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