拝啓 井門義博です

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C11227 いよいよ発売

10年07月18日 14:17:00 | 鉄道模型
日本の動態保存蒸汽機関車のパイオニアC11227がいよいよ明日発売されます。

保存運転開始は実に昭和51年7月9日、国鉄現役蒸機最後の活躍;追分入換が終わって僅か4ヶ月後です。

国鉄以外にも目を転じれば鉄原コークスのS-205、S-304や東洋活性白土の2ft蒸機が現役として活躍中に走り始めた偉大なる「つなぎ手」なのです。

そのC11227はC11としてはかなり個性的な外観の機関車です。理由は北海道の機関車だからです。

C11227は当初苗穂機関区所属、札沼線で使用されていたようです。

札沼線無煙化を待たず苫小牧に転属、日高本線で活躍しました。

昭和49年2月7日の日高本線の無煙化後釧路機関区に転属します。

釧路機関区は北海道のC11最後の牙城である標津線を受け持つ機関区です。
標津線を担当するC11は標茶支所に駐留していました。
(私も標茶で撮影しています)

標津線無煙化は昭和50年4月24日です。

残された6両のC11(171/176/209/224/227/274)に対して6月廃車通達が出されましたが保存の引き合いが相次いでいたためC11274(最終牽引機でしょうか)を除いて分散して保管されました。

残された5両のうち結局4両が無事安住の地を見出し保存されました。

幸運に恵まれた機関車達だったと思います。

このなかでも特にC11227は早くから動態となり、C11171は後年動態復原という幸運に恵まれました。

昭和45年以来蒸気機関車の保存運転を計画してきた大井川鐵道は昭和50年春、本線上での蒸機営業運転を決定し、最も適した機関車としてC11を選定、運輸省や国鉄などと折衝を進めました。
昭和50年11月C11227の大井川鉄道への入線が実現し、約半年の時間をかけて整備・修繕が行われた後、昭和51年7月9日、ついに急行「川根路」号の牽引機として復活を遂げました。

北海道のC11はテンダー機関車の給水口(中央)と同じ位置に給水口を設けるため炭庫が大改造されています。
C11227も例外ではありません。
C11227の外観の特徴はこの北海道独特の炭庫改造に尽きます。

現役時代のC11227は複線用スノープラウとシールドビーム副灯を装備していました。
複線用スノウプラウは札沼線時代からのモノなのか?日高本線時代からなのか?日高時代には間違いなく複線用スノウプラウを装備しています。
C11には精悍で良く似合うと思います。
また、シールドビーム副灯は電化線から遠い標津線では不要ですがそのまま残されています。

復活後シールドビーム副灯やスノープラウ、ATS発電器を撤去、製造銘板を取り付けられランボードには白線を入れられました。


現役=標茶時代 所属表記は[釧路]


復活=大井川鉄道 所属表記は[新金谷]
「復活」仕様はシンガーフィニッシュは有りません。全てがノーマルフィニッシュです。


現役時代を特徴づける「スノープラウ」「シールドビーム副灯」

煙突には回転式火粉止を取り付ける為のの金具が残されています。
金具をつける為のリングも見えます。


テンダー機関車の給水口(中央)と同じ位置(中央)から給水できるように改造されたものと思われます。
(これも蒸機ファンに知られていない事かもしれません)
北海道のC11は殆ど全てがこの改造を受けています。


こちらは現役時代なのでATS発電機が見えています。


大井川鉄道に移籍後ATS発電機が撤去されています。

C11227車歴;

製造;日本車輌名古屋工場=1108             
1942-09-18 落成→ 配属;? → 配置;?(苗穂?)      
1945-09-30 現在;苗穂
1969-03-31 現在;苗穂→ 苫小牧(転配日付は判りません)
1971-03-31 現在;苫小牧
1974-02-07 日高本線無煙化
1974-03-11 釧路へ転属配置
1975-04-24 標津線無煙化
1975-06-25 廃車;釧路
1975-11  大井川鉄道に入線
1976-07-09 大井川鉄道で営業運転開始





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