拝啓 井門義博です

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「鉄チャン」という言葉

10年06月01日 10:23:00 | 今鉄
昨日「鉄ちゃん」という言葉の話を書いたところ、友人から貴重な助言をいただきました。

「鉄ちゃん」の歴史はもっと古く、SLブーム初期の頃、日大鉄研の故 石井宏幸さんの造語いうのが定説になっています。

なるほど、勉強になります。

ただし、当時はどちらかと言うと否定的な使われ方をしていましたし、自分のことを「鉄ちゃんです」などとは恥ずかしくて言えないことばでしたね。


「鉄ちゃん」「鉄チャン」という言葉は友人が言うように否定的な言葉だったという認識は一致しています。

鉄道写真は大切な自分の「自己実現」だと思い「これ」を研いて名を成したいと子供心(大学生になっても子供心です)に思っていた者達にとってみれば

「彼奴等と同類と思われることは心外である」

と言いたい対象が「鉄チャン」だったのです。

* やっていることが傍目に幼稚である。
* 安直な場所でカメラを構えている。
* 大量発生的である。

と言うものが鉄チャンということでしょう。

そして私はやはり鉄チャン=「小中学生」と感じています。

この言葉に触れた当時大学生だった私としては、高校生辺りまで含めた「同年代」を「鉄チャン」と呼んで蔑む気持ちには絶対になれませんでした。

まあそれほど侮蔑的な言葉だったのです。


何故自分たちを「鉄チャン」と平気で言えるようになったのか?

我が身を省みてみても、鉄チャンを特徴付ける三点

* やっていることが傍目に幼稚である。
* 安直な場所でカメラを構えている。
* 大量発生的である。

に自分が該当する事をしているという「自覚」があります。・・・それかなァ、それが一番の理由かなァと感じます。

鉄道が変わり
社会通念が変わり
撮影対象が変わり
カメラ機材の性能が変わり・・・・

と、色々変わって「鉄道写真の撮影」というものがそういうレベルに落ちていった事は否定できないと思います。

海外での撮影は正直言ってあらゆるところで桁が違うので今でも「鉄チャン」という言葉はピンと来ません。


「乗り鉄」「模型鉄」という言葉は「有り」か?

「撮り鉄」などという言葉に見える「鉄」という言葉は「鉄チャン」という言葉から略して「鉄」になり、最近になって「××鉄」「○△鉄」という言葉になったのは確かでしょう。

「鉄」という言葉自体が「撮り鉄行動」そのものを指しているのです。

だから「乗り鉄」「模型鉄」はやはり「鉄」じゃないのかなァと思います。
(つい先日「乗り鉄宴会」と言ったのは何処の独逸だ?)
でも「乗り鉄」という言葉は既に市民権を得ていますね。

「乗り鉄」という行為は人として「何ら恥ずかしくない」正常な「人の喜び」です。

「撮り鉄」は人として「アイツは変な趣味がある」と後ろ指を指される行為のような気がします。

だから、その両者の間には溝があるようにも思いますが昨今、女子が携帯で撮って居る姿を見ると正常な「人の喜び」なのかなとも思えてきてしまっています。


高校鉄研の同期生が大きな会社の役員になりました。
「鉄」が3人と「非鉄」が3人で飲んだのですが、最近の世の変化として、会社内で堂々と「俺は鉄だ」と言える様になったと言う点で一致していました。

そういう「世の変化」も我々に大きな影響を与えていますね。






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