拝啓 井門義博です

拝啓 井門義博です

【あさま】で出会う駅弁2010夏

10年08月14日 22:36:00 | 喰いだおれ

軽井沢へ【あさま】で往復してきました。


軽井沢駅 しなの鉄道115系留置中。


軽井沢の駅弁となりつつあるおぎのや「峠の釜めし」

かつての軽井沢の駅弁と云えば「ゴルフ弁当」
「峠の釜めし」は横川の名物だった事は言うまでも有りません。

おぎのやの「峠の釜めし」は古の時代より内容はあまり変わっていないように思いますが、最近おいしくなってきたように感じています。

でもそれは勘違いで、私がだんだんオヤジになってきたのかもしれません。

そう、明らかに高齢者を意識した味付けを感じます。

この「峠の釜めし」に対する2つの大きな疑問は

①この「使い捨ての釜」にはいくら掛っているのか?現在900円の価格のうちいくらが釜代なのか?という半世紀近い疑問

②「使い捨ての釜」は大半が再生せずに終わる → エコに対する重大な犯罪じゃないか?という疑問

という2つです。

井門家でも岡本家(私の嫁さんの家)でも釜めしの釜はこれ自体を火に掛けられる卵料理の器に使っていました。

釜の材質は時代によって悪い時代(すぐ割れる)と良い時代があるようです。


おぎのやの弁当(横川の駅弁)のなかには「峠の鶏もも弁当」(という名前だったかな)という伝説の弁当があります。

現在の軽井沢駅に於いては、10時頃店頭に並ぶという噂があります。

じーちゃんばーちゃんのワンパ=「峠の釜めし」と違って「おいしい弁当」のようです。
(私は40年も食べていません)


高崎の「だるま弁当」     たかべんHPより

高崎駅弁当株式会社(通称たかべん)はJR東日本(勘違いでJ-ダイナーだったかも)に買収されてJR御用達の駅弁になりました。

かつて慶應義塾高等学校鉄道研究会では日吉祭でイベントとして

① 16番組み立て式レイアウトでの模型運転

② 30分程度の8ミリ蒸機映画の上映(実音と音楽を交互に使い極めてレベルが高かった)

③ 駅弁の販売

をやっていました。

駅弁は
①おぎのや
②九尾の釜めし
③たかべん
④崎陽軒
の4社から仕入れしていました。(猛烈な数を売る名物イベントでした)
たかべんに対しては圧倒的に「鶏めし」を多数にする事(だるま弁当は無くて良い)という要望をしていました。
しかし、「たかべん」は鶏めしは極めて少し、だるまは「多数」を送りつけてきました。

結果、
「鶏めし」は瞬殺、
「だるま弁当」だけは売れ残り、部員一人当たり8個~10個持ち帰って家で毎食のように食べる事を余儀なくされました。

35年と少々前のこの恨みは未だに燃える怒りとともに蘇ります。


たかべんは50年(なのか60~70年なのか知りませんが)の長きに亘る悲願として「峠の釜めし」に匹敵する名物を高崎に作りたいと願っているようなのです。

その願いを掛けているのがこのだるま弁当です。

しかし、これは断じて「峠の釜めし」のまがいものです。
「反エコの塊=お釜」を「安っぽい半エコ=プラスチックのだるま」に置き換えただけです。

「プラスチックの味がする」というのが私の評価です。
私は死んでもこの「だるま弁当」は買いません。

「鶏めし」に軸足を移すのが正しいと思います。

峠の釜めしから目を離してほしいです。

たかべんの弁当に対する取り組みはおぎのやにひけを取るものではありません。
しかし、だるま弁当に軸足を置いている限りは「全然ダメ」です。


たかべんの「鶏めし」

新幹線開業前は軽井沢駅内の「おぎのや」のコーナーでも売られていました。

新幹線開業後「おぎのや」が「鶏めし」を仕入れて販売しなくなった事について私は「日本の文化レベルは後退した」と評しています。

軽井沢の駅弁=「峠の釜めし」が全て などという白痴化は許し難いです。


その中身   季節によって旬の食材が使われます。 舞茸のシーズンが最高かなァ

たかべんの「鶏めし」は「ホンモノ」ですがなかなか手に入りません。

(売っているところが限られているのです。鶏もも弁当ほどではありませんが)

J-ダイナーがこれのまがい物を作って東京駅などで大量に販売しています。

J-ダイナーの鳥めしは大体において50円ほど安い事が多いです(20年30年40年・・・・という長期間の話・・・・いったい何十年まがい物を作っているのか知りませんが)

J-ダイナーのまがい物と高崎の「鶏めし」を食べ比べした事があります。

50円安いJ-ダイナーを「その場で捨てたい」程大きな違いでした。
全くの別物です。
(中身の配置は真似ていますので見た目は驚くほど似ていますが偽物はふやけたような食感で味が薄く旨みが1/10という感じです)

このたかべん「鶏めし」は新幹線【あさま】の車内で売っていますし、上越新幹線でも売られています。

しかし現在でもたかべんはだるま弁当を売ろうと一所懸命です。

塾高鉄研時代の「だるま弁当押しつけ事件」以来感じている事は、鶏めしは原価が高い、だるま弁当は原価をコントロールできる=儲かるに違いないという考えです。

現在「峠の釜めし」が値上げしてきて「鶏めし」と同じになりましたが、鶏というお金を取りにくい材料の駅弁としては一段売値を高く設定したいほど「原価が掛る駅弁」なのだろうと感じています。

2008年ごろの値段
「峠の釜めし」・・・・・・・・750円
「シウマイ弁当」・・・・・・・730円
たかべん「鶏めし」・・・・・・800円
J-ダイナー「鳥めし」・・・・750円
だったと思います。
現在釜めしとシウマイ弁当は値上げしています。


また、「鶏めし」ファンからいつかこの事を世間に公表してほしいと言われている事があります。

たかべんは「鶏めし」を粗末にした時期があるのです。
今から30年ほど前の数年間です。

「そぼろ」が僅かしか入っていなかった時期があるのです。
この時期から「海苔」が茶めしの上に乗るようになったように記憶しています。

あのような事件は二度と起こしてほしくないと願っています。
(鶏めしファンからそういう声があるから原価が高い駅弁になるのでしょう)


長野の牛めし

「鶏めし=売り切れ だるま弁当は如何ですか?」の車販で見つけました。


付け野菜などではがっかりしますが、味付き半熟玉子は素晴らしいです。

長野は「きじやき丼」でしょうに!

長野の「きじやき丼」はたかべんの「鶏めし」の成功を見て真似たものです・・・しかも「峠の釜めし」の要素も入れて。

時折長野で見かけますが35年前を思い出して食べてみたいものです。





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