拝啓 井門義博です

拝啓 井門義博です

紙製車両ケース

15年06月25日 20:58:00 | 鉄道模型
鉄道模型に於いて、編成で持っている車両をどう持つのか・・・‘持ち方’で楽しめるかどうかが決まると思います。

これまでIMONは‘持ち方’として木製のケースを提案してきました。

しかし、静岡の小物家具メーカー(職人)を使った其の取組みは苦難の歴史と言ってよいものでした。

1軒目の会社の倒産 → 2軒目開発 → 倒産 → 3軒目開発 → 倒産

(我々と取引したから倒産した訳ではないです、モノ作り日本は危機に直面しているのです)

151系ではもはや木工業者を手当て出来ずアクリル加工業者に製作依頼する事になりました。

そして、そのアクリル加工業者も今はもうありません。


一方、模型車両の方は真鍮製重量級よりプラスチック製のほどほど安価な軽いものが主流となってきました。
プラ製車両を収めるのには木製は大げさすぎる上に重量が嵩みすぎて全く不向きです。


そんななか、この数年来模索してきた紙製の編成用車両ケースがようやく出来上がってきたところです。

(まだ欧州形、米国形用が発売できていませんが・・・)


運転会に誘われた機会に本格的にはまだ導入していなかった(未だに木製が主流である)我家にも徐々に紙製ケースを導入しつつあります。

先日、休日を使って木製ケースから紙製編成用ケースに入れ替えをやってみました。


2段用スリーブと5両用ケース×2、中には「屋根押さえ」と「端面押さえ」が10両分入っています。

屋根押さえ、端面押さえを取り付けるのは両面テープ(幅5mm)です。


屋根押さえ、端面押さえは纏めて入れてあります。 (別売;車両の寸法に合わせて買います)


1両ずつこの枠に入れて行くのですが、この枠に車両に適合した屋根押さえ、端面押さえを取り付けることになります。

編成両数がたとえば4両→6両と増えた場合、中身の車両と一緒にこの枠ごと移動する事が出来ます。 空き家となった4両用紙箱には新しい屋根押さえ、端面押さえを買うことで別の編成に使えるというわけです。

編成序列の変更も自由です。


現物合わせで両面テープを切断します。


経年変化がとても少ない硬質ウレタンの屋根押さえに両面テープを張り、糊を露出させて、


平らな面で貼り付ければ完全に下面が一致する様に「枠」に貼り付ける事が出来ます。


端面押さえも適当な長さの両面テープで取り付けます。

(長さ21.3m、20.5m、20m、17mがあります)


手前の「枠」ひとつをひっくり返してあります。 底面は一致させているのが判るかと思います。


10両分の枠が用意されました。


最後の一両だけ17m級です。

こんな編成だったなぁ・・・と思いながら此処まで作ってしまって木製ケースを開けてびっくりする事になるのです・・・


木製ケースに入った編成を持って来ました。


このケースは横に開くタイプです。 2軒目の木工業者の作った製品です。

同じ10両用木製ケースで左右両側の金具を操作すると蓋が外れるタイプが有ります・・・取手が2連に成っているので直ぐに見分けられます・・・それが3軒目の木工業者が作った製品です。


16番ニワモケイ製の特急【 櫻 】です。

重量の重いことではなかなか凄い車両で紙製編成ケースが成り立つかどうか、強度的に問われる場面です。

ところで、スニ30が最後尾と思っていたら一番左上に来ているので慌てました。

(枠を移動するだけで編成の入れ替えもできるのでそう心配しなくても大丈夫です)


紙箱にすっぽり入りました。 スニ30の車掌室側にテールマークが付いていました。 編成序列は予定通りで良さそうです。


紙箱の蓋を閉めたところです。


それを2段重ねにしてスリーブに入れたところです。

スリーブは高さ6両用に合わせてあります。

自分で切る必要があります。 (切り落とした残りも簡易スリーブになります)

HOスケール用とJスケール用、1段用と2段用の全部で4種類のスリーブがあります。

編成箱は4両用~8両用ですから4~16両編成までに対応している事になります。

3段用スリーブが無いのは、うっかり手で掴んで真ん中の箱が落下する事故を恐れたからです。

スリーブが大げさに欠き取ってあるのは、スリーブを持つと中身落下の危険があるからです。

一目で上下が判る利便もあります。


もう一つ似たような紙の編成用ケースが出てきたのは、先日運転会に持ち出した編成です。


今日は一気に「ネームランド」で名前付けをしてしまいます。


「富士1」「富士2」「櫻1」「櫻2」コダックはありません。


箱を開ければ

①簡単に持っている編成を目で愛でる事が出来る、

②人に見せる事が出来る、

③紙袋に入れて運転会に持って行ける、

④収納も場所を取らない。


製品【北斗星】のケース(そちらはHOスケールですが)を作る際に考えられた手法をそのまま全て採用しています。

「屋根は中央で押さえる屋根押さえ」

「幌とカプラーには干渉しない高さの端面押さえ」

これらのおかげで車両自体をよりよく目で愛でる事が出来るとともに出し入れの際の「痛み」も最小限に抑える事が出来るのです。


【富 士】編成は増結されて9連となった姿です。

空間には先日はEF53を一両詰めて出掛けました。


マイネ37130と展望車の間には増結一等車マイネフ37230が挟まっています。

西尾克三郎ライカ写真全集ⅠのP.76 1934-05-19 の写真にその編成例が写っています。

しかし、マイネ37100を手に入れるチャンスが有ればそれを37230の置き換えに使い、37230は17/18列車(名士列車と言われた急行)に転用しようと考えていました。 中古で37230をもう一両ゲットしていたからです。

チャンスが有ればその出撃した運転会の情景も紹介できればと思っています。






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